「同年代でワイワイ学びたい」
「年上がいると緊張するから大学生だけのプログラミングスクールがいいな」
ご安心ください、大学生、大学院生限定のプログラミングスクールはあります。
講師・メンター含めて大学生のプログラミングスクールから、生徒のみ大学生のプログラミングスクールも。
この記事では大学生限定のプログラミングスクールのメリデメ、スクールの選び方やおすすめのプログラミングスクールについてお話していきますね。
大学生限定プログラミングスクールのメリットデメリット
では、普通のスクールと大学生限定プログラミングスクールを比較し、メリットとデメリットを整理しましょう。
まずはメリットから。
大学生限定のメリット
メリットは以下の4点です。
- カリキュラムが大学生に特化されている
- 同年代のエンジニア仲間が増える
- 料金が安めに設定されている
- サークル感覚で参加可能
「4.サークル感覚で参加可能」は講師・メンターも学生である場合限定です。では、それぞれ詳細を見ていきましょう。
1.カリキュラムが大学生に特化されている
未経験特化や、働きながら学習する人に特化したカリキュラムは多くありますが、大学生に特化できるのが特化スクールの強み。
時間を多く取れる人、平日の昼間やちょっとした空き時間など。
学生のさまざまな生活スタイルに合わせてカリキュラムを組むことができ、年齢層を完全に絞ることができるのは強みの一つですね。
2.同年代のエンジニア仲間が増える
コミュニティやイベント、もしくは教室など集まる場所・機会がある前提ですが、同年代のエンジニア仲間を作ることができます。
メンターも学生であれば、そこでも繋がりが生まれます。
ここで形成された絆はとても大きな財産。社会人になったあとも情報交換することができます。
3.料金が安めに設定されている
学生が全員大学生ということもあり、料金は安く設定されていることが多いですね。
おおむね相場の半額以下です。
3.サークル感覚で参加可能
講師・メンターが学生である場合、周りは全員学生です。
スクールというよりもサークルに近い感覚で参加することができます。
堅苦しいのが苦手な方にとっては特にうれしい環境だと思います。本気度がそこまで高くない1年生、2年生の方に特におすすめです。
ただし逆に言えば緊張感がないとも言えます。ビジネスというよりバイトに近い感覚になりますので。
また、講師・メンターが実務経験を積んでいるわけではないため最新の技術をキャッチアップしておらず情報がやや古い可能性もあります。
プログラマですと標準化の問題もありますね。今流行っているのはどういうコードの書き方か、可読性の高いコードをどう書いていくかを習得できていない可能性もあります。
そのため、就職を視野に入れている方は特に、できれば講師は現役エンジニアがいるスクールを選びましょう。
大学生限定のデメリット
では、デメリットも見ていきましょう。
- 講師の質が低いことが多い
- 挫折率の高さ
- 実務を知らない人に教わるリスク
1.講師の質が低いことが多い
これがデメリットの全てじゃないかなと思います。
料金が安めに設定されているには理由があり。企業がスポンサーになり就職支援をしているのはまだマシなケースでして。
単純に講師が
- 現役エンジニアでない
- 採用率が高い(選考の基準が低い)
- アルバイトの学生
といったケースが多いです。
浪人生が予備校教師をしているイメージですが、自走できる人はこれでも割と自走できちゃいます。
そのため、最初のとっかかりとして受講してみるのも良いかもしれません。
2.挫折率の高さ
講師が素人であるように、メンターも素人であるケースが多いです。
そのため、他のスクールと比較すると挫折率が高いことが多いですね。
完走率はおおむね80%程度。
これだけ見ると高いように見えますが、他のスクールが95%以上の水準であることを考えるとかなりの人数が脱落していることがわかります。
3.実務を知らない人に教わるリスク
実務に裏打ちされた技術ではなく、理論だけの技術があくまで通用するかのように教わってしまうリスクですね。
教わる側は、そこのよしあしの判断がつきませんからそのまま受け止めてしまいます。
社会に出たときにギャップがあると、そこでつまづいてしまう可能性もありややリスクがあります。
大学生限定のメリデメまとめ
ここまで「大学生限定」であることのメリットデメリットを見てきました。
メリットはおおむね「安い」「コミュニティに入りやすい」、デメリットは「講師の質」に集約されると思います。
このあたりは好みの問題ですので、ご自身にとってどちらが大きいのか判断して受講の可否を決めましょう。
それでは、ここからは大学生限定プログラミングスクールの選び方についてお話していきます。
大学生限定プログラミングスクールの選び方
大学生限定プログラミングスクールの選び方は、一般的なスクールの選び方とは少し視点が変わります。
一般的なプログラミングスクールの選び方は、以下の2記事を参考にしてみてください。
「就職に強いスクールって?」 「種類が多すぎてどこを選べばいいのかわからない」 就職で有利に働くスキルとしてプログラムを選び、プログラミングスクールに通おうと考えている大学生の方。 やる気はあるのに選ぶポイントがわからず、ずる[…]
「プログラミングスクールに通いたいけど高い…」 「安いところで求めたスキル身につくかな?」 プログラミングスクールは高額です。同じスキルが身につくならできるだけ安く済ませたいのが心情ですよね。 とはいえ、安すぎると逆に不安にな[…]
ポイントは以下の4点です。
- 学生限定のスクールか?
- コミュニティがあるか?
- 複数のスクールの無料体験・相談を受ける
- 大学生が集まりやすいのは学割つき(番外)
「4.大学生が集まりやすいのは学割つき(番外)」は「大学生限定」ではないですが、いいとこどりのイメージですね。
メリットをある程度享受しつつ、もっとも大きなデメリットである講師の問題を解消するパターンです。
では、詳細を見ていきます。
1.学生限定のスクールか?
学生限定のスクールを探されていますので、まず「学生限定」でないと話になりません。
そのため、この点は最重要になるでしょう。
ただ、先にお話ししたとおり「学割」が適用されているプログラミングスクールには学生が集まりやすいため、人によっては候補に入れても良いでしょう。
2.コミュニティがあるか?
学生限定スクールに通う理由の大半はコレだと思います。同年代の知り合い、戦友を増やすこと。
そのためには、コミュニティや定期的なイベントが開催されていないと魅力が半減します。
3.複数のスクールの無料体験・相談を受ける
先に「学生限定」のメリデメについてお話しましたが、合うかどうかはこれだけではわかりません。
そのため、無料相談やカウンセリング、期限付きの体験会などがあれば積極的に参加していきましょう。
できれば「学割つき」のプログラミングスクールも受けていくといいですね。
どちらが自分に合うかは、やはり比較するのが手っ取り早いです。

なんていうのもよくある話です。
自身の可能性をせばめないためにも、なるべく2個以上のスクールを比較しましょう。
4.大学生が集まりやすいのは学割つき(番外)
当たり前ですが安ければ安いほうがいいです。
そのため、学割があるスクールに大学生は集まりがちな傾向があります。
有名どころでは、
割引率は5%~36%と高い値引き率。ただし、学割適用後も学生限定ほどは安くならないことが多いことを頭に入れておきましょう。
「3.複数のスクールの無料体験・相談を受ける」でお話ししましたが、上記4スクールのいずれかも比較候補に入れておくと、学生限定が向いているか否かの判断がしやすいと思います。
中でもおすすめなのは、一週間無料体験ができるTechAcademy(テックアカデミー)、二週間無料体験ができるRaiseTech(レイズテック)。
いずれも実際の講義と同等の内容を無料で受けることができるため、候補に入れておいて損はないでしょう。
学生限定のおすすめプログラミングスクール3選
-
GeekSalon(ギークサロン)の特徴
- 講師もメンターも学生
- 講義修了後にプレゼンあり
- サークルに近いイメージで参加できる
代表的なコースの料金・期間 Pythonコース
料金:43,780円、
期間:1ヶ月
Webサービス開発コース
料金:98,340円、
期間:3ヶ月
AIコース
料金:131,340円、
期間:3ヶ月教室の場所 渋谷
梅田
名古屋
京都
福岡
仙台1.学生限定のスクール 〇 2.コミュニティの有無 不明 3.無料体験・相談 〇
無料説明会学生による学生のためのプログラミングスクールが「GeekSalon(ギークサロン)」。
スタッフの多くが大学生、もしくは院生のため社会人に抵抗がある方にはおすすめ。教室に行くと仲間がいるのも強みです。
実務経験のないスタッフが中心のため、就職を見据えて、というよりもコミュニティの形成とプログラミングやモノづくりを楽しむイメージで参加されると良いでしょう
-
出典:https://rookie.levtech.jp/college/レバテックカレッジの特徴
- IT業界の転職に強いレバテックが運営
- 就職活動まで支援可能
- PHPに特化
代表的なコースの料金・期間 1コースのみ
料金:89,400円、
期間:3ヶ月教室の場所 渋谷 1.学生限定のスクール 〇 2.コミュニティの有無 〇
スクールにメンター在中3.無料体験・相談 〇
無料相談会エンジニア支援歴15年のレバテックが運営する大学生のためのプログラミングスクール「レバテックカレッジ」。
累計利用者数18万人(※)、取引件数5,000件以上(※)と実績は群を抜いています。
※公式よりキャリアアドバイザーにプロを採用しているため、就職に力を入れたい方にはおすすめです。
-
GeekLounge(ジークラウンジ)の特徴
- 副業に力を入れている
- 講師はフリーランスや現役エンジニア多数
- 料金はおおむね最安クラス
代表的なコースの料金・期間 スキル取得コース
料金:60,000円~、
期間:3ヶ月
Webエンジニアコース
料金:60,000円~、
期間:3ヶ月
フリーランスコース
料金:60,000円~、
期間:3ヶ月教室の場所 オンラインのみ 1.学生限定のスクール 〇 2.コミュニティの有無 〇
月一回の交流会あり3.無料体験・相談 〇
無料相談会基礎カリキュラム、就職支援だけでなくフリーランスコースという副業支援コースがあるのが特徴の「GeekLounge(ジークラウンジ)」。
講師の質が比較的高い割に、おおむね業界最安クラスの受講料です。
にもかかわらず、就職・副業ともに受講完了後3ヶ月の支援期間も設けられているため、就職しやすく案件を見つけやすい新しい形のプログラミングスクールです。
まとめ
学生限定スクールは、メリットが大きい人にとってすごく大きいです。
ただし、質の面でどうしても見劣りする感がいなめませんので、できれば学割のあるプログラミングスクールも比較対象に入れておきたいですね。
- 学生限定のメリットは「安さ」「コミュニティ、人間関係」。デメリットは講師の質。どちらに重きを置くかは人それぞれ
- 学生限定でおすすめは「GeekSalon(ギークサロン)」。講師メンター含めて学生のため、学生限定のメリットを享受しやすい
- 比較する際は学生限定のみではなく学割つきのスクールも視野に入れると失敗しづらい
まずは無料カウンセリングなど無料のサービスをうまく利用し、スクールの雰囲気をつかんでいきましょう。
失敗しないよう複数比較するのがポイントです。